白馬岳(2,932m) 北アルプス (長野県) |
Wifeと交際時代に登った二人きりのアルプス登山でした。
1976年7月9〜11日 同伴者 Wife |
大雪渓を登る 葱平にて大休止
【9日】 猿倉バス停---白馬尻キャンプサイト(幕営泊)
【11日】 村営白馬岳頂上宿舎裏キャンプサイト --- 白馬山荘 --- 白馬岳 --- キャンプサイト --- 杓子岳(西側山腹をトラバースする) --- 杓子沢のコル --- 白馬鑓ガ岳 --- 大出原(おいでっぱら) --- 鑓温泉小屋 --- 小日向コル --- 猿倉バス停 (コースタイムは記録不詳にて記載できません) |
当時は東京⇔群馬と距離のある交際でしたが長期休暇の取れる夏休みに二人だけの登山を楽しみました。
Wifeの実家に迎えに行き、夜を徹して車を登山口へと走らせました。
この日のために少々職務を無理気味にこなしために体調も今ひとつ
登山口に夜明け前に到着したものの熟睡をしてしまい、目を覚ましたら日が高くなっていました。
荷も幕営行なので多少ずっしりと肩に食い込む目方に今日中の稜線までの到達は無理と
判断し、1時間ほど登った白馬尻キャンプサイトまでで静養を決め込みました。
きっと、だらしの無い姿を見せたくなかったのでしょうか?
翌朝は起きてみれば、絶好の登山日和と相成りました。
始めてのアルプスに目を輝かしながら登って行くWifeと重荷に耐えながらの自分
しかし弱音は見せられないぞ! そんな一心で笑顔・笑顔
大雪渓では持参したシロップでカキ氷も作り、苦労も吹っ飛ぶひと時を味わう
お花畑まで来ると大雪渓ははるか下に お花畑に咲く高山植物
稜線に到達する頃にはガスが涌きたち視界があまり良く無いので頂上へは明日登ることにし
村営白馬岳頂上宿舎裏キャンプサイトに天幕を設営しました。
夕刻より雷雨となり凄まじい稲妻に肝を冷やしながらの夕食の準備と山での楽しいひと時です。
何を食したかは記憶はありませんが結構豪勢な材料であったのではと・・・
3日目は下山日と決めた計画通りとするため、早朝に白馬岳へ登頂し幕を撤収後
白馬三山(白馬岳・杓子岳・白馬鑓ガ岳)の縦走に出発しました。
杓子岳は登山道が西側山腹をトラバースするために山頂には立てませんでした。
杓子沢のコル(杓子岳と白馬鑓ガ岳の鞍部)周辺の礫地には高山植物の女王と呼ばれる
コマクサの群落があり、こんなにもあってよいものかと目を疑った。
天気も上々で剣岳が来年は登りに来いよ!って勇壮な姿で誘惑をするのであった
白馬岳から下山途中より(杓子岳・白馬鑓ガ岳)
杓子岳頂上にて一服
杓子沢のコル周辺は駒草の群落地 剣岳をバックにツーショット
杓子岳から白馬鑓ガ岳を登り終えて下った大出原(おいでっぱら)では夏の花々が咲き誇るお花畑が迎えてくれました
縦走もここまでで後は下山あるのみ、途中には鎖場などありましたが2時間くらいで日本で二番目に高所にある
鑓温泉小屋に到着。登山道脇にあった意外と小さな野天風呂は想像していたイメージと一寸違っていました。
夕刻までに猿倉まで下らねばならず入浴もせずに、すたこらさっさと先を急ぐ
トラバースぎみに下る道には雪渓が2ヶ所ほどありますが特に杓子沢を渡る時、左上のガレからの落石には注意
が必要です。その先は樹林の中をひたすら下り小日向コルを通過後林道に出て猿倉に着く 。
午後6時を過ぎて薄暮が迫りくる中、今宵の宿(中房温泉)のいで湯にて身も心も癒しましたとさ・・・
【 信濃恋唄 】
1、 俺の思いはヨ〜〜 穂高の山々ヨ〜〜
はやる心はヨ〜〜 針の木五竜だヨ〜〜
2、 いつかふたりでヨ〜〜 峯々越えてヨ〜〜
語り合うのはヨ〜〜 ふたりの幸をばだヨ〜〜
3、 白馬降りればヨ〜〜 レンゲが見えるヨ〜〜
思い出すのはヨ〜〜 あの娘のえくぼだヨ〜〜
4、 はるか連山に〜〜 雪煙上がればヨ〜〜
思い出すのはヨ〜〜 信濃恋唄だヨ〜〜