剣 岳(2998m) 北アルプス (長野県) |
前年に白馬岳を登った際に「来年は登ろうね!」と話したのが剣岳でした。
山岳会の夏山合宿前にWifeとの二人で立山〜剣岳を登りたいと合宿の荷物も背負い入山しました。
1977年7月28〜31日 同伴者 Wife |
大汝付近からは黒部湖が良く見下ろせる 真砂岳の稜線にて
【28日】 上野駅===(信越線・急行越前)===高崎駅(Wifeと合流)=== 【29日】 ===富山駅===(富山電鉄)===立山駅===(ケーブルカー)===美女平===(高原バス)室堂--- 一の越---雄山---大汝山---富士の折立---真砂岳---別山---別山乗越---剣沢テント場(幕営泊)【30日】 剣沢テント場---剣山荘---一服剣---武蔵コル---前剣---カニノヨコバイ---剣岳--- (往路を戻る)---剣沢テント場(幕営泊) 【31日】 剣沢テント場---別山乗越---雷鳥沢---みくりが池---室堂 《室堂にてWifeと別れ合宿に合流する》 (コースタイムは記録不詳にて記載できません) |
室堂バスターミナルへ高原バスにて到着し、合宿(7月31〜8月3日)分の荷(登攀をするために
Wifeには自分のザックを背負わせ自分は60リットルの古ぼけた綿ザック満杯)に二人分の荷を
パッキングして出発する。前夜からの不眠も手伝い重荷を背負い立山三山(雄山・大汝山・富士の折立)の縦走
は楽ではありませんでした。一の越までの普通なら1時間弱で登れる道を1,5倍の時間をかけ
ペース順応を図りながら、ゆっくりと登り雄山へと到着。
雄山からは黒部湖や薬師岳方面の眺望がすこぶる良く素晴らしかったです。
立山三山を越えて剣沢テント場までは意外と人が少なくて静かな二人だけの雲上散歩を楽しむ
ことができ最高に満足・・・
剣沢テント場の青いドームテント
翌日はいよいよ剣岳へ登頂を目標にして出発したがWifeのことが、ちょいと気にかかる。
悪場の通過時は無事に登れるだろうか? Wifeには荷は背負わさずに楽に登ってもらった。
頂上の前にはカニノヨコバイと言う鎖場が一番の難所でしょうか?
頂上からは長次郎雪渓の向こうに八ツ峰・池の谷や剣尾根・源次郎尾根や平蔵谷
振り返ればキャンプサイトの剣沢テント場や別山乗越と眺望には事欠かない絶景であった。
カニノヨコバイを横這うWife 剣岳頂上にて 八ツ峰を背にして
今回は山岳会の合宿と前後したために剣沢テント場にテントを残置して早朝に室堂に向け下ることにする
雷鳥沢を下りつつ名残り惜しくて、みくりが池を回ってWifeにはすまない気持ちで一杯だった。
室堂へは山仲間たちより一足先に着き、バスの到着を待ち皆の顔を見たときには気持ちは合宿に
切り替わっている自分にWifeをここで見送らねばならない罪を感じた一瞬でした。
Wifeは入れ替わりの山仲間たちに見送られながらバスにて帰途につきました。
剣岳頂上にて後方は源次郎尾根 みくりが池にてツージョット
♪ 愛 あなたと二人
花 あなたと二人
恋 あなたと二人
夢 あなたと二人 ♪
「世界は二人のために」の一節より