「関東名山の山旅」 おいらくの山日記       (329m)

 

2007年1月9〜10日(木)     同伴者  Wife   (マイカー利用)

’07年正月を一人で遊びこけてた償いをWifeにせねばと二人で早春を求めて南房総を旅しました

山旅と銘打ったタイトルには似合わない旅ですが登山対象の少ない千葉県に以前より気になっていた山があった

対岸の三浦半島や伊豆航路の客船などからも特異な山容は一目で判別つく存在でした

その鋸山へは登山だけで向かうのはあまりにも味気ないと思い南房総の旅の帰路に立ち寄りました

 南房総の旅  惣四郎寿し

 

(9日) 自宅 14:00===川崎IC===(アクアライン)===15:30木更津JCT===(館山自動車道)===館山IC===16:30

白浜野島温泉(泊)

(10日) 白浜野島温泉09:00---野島崎散策---野島崎灯台===千倉(白間津お花畑)15:55===鋸南町安房勝山

===(鋸山登山自動車道)===鋸山散策===(鋸山登山自動車道)===国道127号===木更津JCT===(アクアライン)===

17:30川崎IC===18:30自宅着

鋸山の地図

 

館山自動車道からの鋸山(北側から)

 

正月明けの初休暇をWifeと南房総に早春の「風物詩」千倉のお花畑と海の幸を求めて

正月中、勤務に明け暮れていたWifeへの慰労の旅と考え出かけました

鋸山は登山対象には物足りない観光地的な山ですから帰路にマイカーで登り散策した次第です

 

南側から仰ぐ鋸山

鋸山登山自動車道から

 

この山は頂上まで登ることができない観光の山であることは以前より知っていましたが

千葉県の名勝地にも指定されている、それなりの魅力がある山だと思います

楽しみは東京湾越しに、三浦半島、伊豆半島、伊豆七島、富士山、関東一円の大パノラマ

ではないでしょうか。 素晴らしいパノラマを見たいなら空気の澄んだ冬だ!とばかりに

 

 

 

 

 

日本寺の入場口前で

東京湾を望む

 

地獄のぞき

 

 

 

 

 

鋸山登山自動車道と称す、どうも私有道路のようですが往復(1000円)の通行料を払い

最上部の駐車場まで登り、今度は日本寺の拝観料(大人600円)を支払い境内に入る

この山は日本寺が山頂部を境内としている関係で有料での立ち入りしかできない完全な観光地でしょうか

 まずは鋸山の頂方面の地獄のぞきを目標に階段状の道を登りだす

高みへ登りたがる山家の習性でしょうか?地獄のぞきを訪ねれば後はどうでも良かったようでした

 

地獄のぞき

地獄のぞき先端のWife

 

下にある百尺観音

 

山の姿は房州石と呼ばれた砂岩の石切り場跡地なので云わば人工的にできた山容で自然美を

楽しむにはあまりにもナンセンスな場所です(悪口ばかりで済みませんが率直な気持ちです)

 

反対側からの地獄のぞき

鋸山を貫通する館山自動車道

 

地獄のぞきの東側

 

ハイキング好きな方々は金谷港あたりから1時間強で登ってこられているようですが

ウォーキングには持って来いの場所なのでしょうね! 

観光客は鋸山ロープウェーに乗車すれば一気に頂稜まで運んでくれるようです

 

南側の洲崎方面を望む

 

眼下の金谷港

 

眺望は噂通りの素晴らしい景観が広がっていました。

山と海の調和、そんな景観はなんとも言えない風情を感じます

 

asama014.JPG 

鋸山の頂が顔を見せるが行く道が無い

 

日本寺境内から鋸山の本当の頂上までの登山道が無い! 何って事だ!

こんな了見の寺が仏教を説くなんてナンセンスの一言だ!と叫びたかった

何はともあれ頂上まで通じる登山道を境内から早く開放してもらいたいものだ

東洋一の大仏だ! 百尺観音だ! 千五百羅漢だ! ちゃんちゃらおかしいよ!

(批判的な私感で申し訳ございませんでした)

 本当の頂上までの登山道は日本寺を経由せずに東側から裏鋸コースと北側からの車力道コース

のあることが帰宅後に判明したのであるが事前にチェックできなかった全部自分の責任でした

 次回には陽だまりハイクで再挑戦してみようかなぁ〜

 

  ここからは南房州の旅です

 

アクアライン川崎側トンネル入口

アクアライン入口

 海ほたるより望む房総半島

海ほたるより房総を望む

 

アクアラインは開通10周年を迎えるが今回の旅で初めて通行する

海底トンネル・海ほたるPA・木更津川橋梁部とはどんなところか?胸が膨らんだ

 

暮れなずむ伊豆大島

暮れ行く伊豆大島

 灯りの灯った野島崎灯台

野島崎灯台に灯りが

 

自宅を出て木更津まで思いのほか短時間で通過できたのには驚きでした

夕刻、夕食を楽しみに宿に到着できてチェックイン

予算の割りに宿のサービスが素晴らしくて、部屋食で海鮮づくしの膳をいただき

夫婦そろって満足な一夜を過ごすことができました。 宿のもてなしに感謝感謝ですぅ〜

 

海の幸の晩餐

水入らずの晩餐

沸かし湯でも温泉

沸かし湯の温泉に入る

 野島崎灯台の夜明け

野島崎灯台の朝

 

オーシャンビューで和洋2室のゆったりした部屋には大満足

部屋食の海鮮づくしの膳にも大満足

バイキングの朝食では自テーブル上であじの開きと目玉焼きを自分で焼きながら

食べるスタイルにも大満足 (他のおかず類も豊富でした) 朝から刺身も食い放題でしたよ〜

唯一、「白浜野島温泉」泉質(ナトリウムー塩化物冷鉱泉)と呼ばれる大浴場が

沸かし湯の温泉とのことで、仕方ないのだが☆一つ下げざるおえませんでした(ごめんなさい)

 

朝食はバイキングで

海を望みながらの朝食

太平洋を望むティーラウンジ

ティーラウンジ

 宿の目前が舟泊り

宿前は舟泊り

 

(夕食の献立)

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 鮑の踊り焼き

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 房州牛のしゃぶしゃぶ

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 にぎり

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 伊勢エビのお造り

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 舟盛り

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 サザエのウニ和え

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 タラバの網焼き

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 海鮮茶碗蒸し

(他に、鮑の釜飯・渡り蟹汁・香物・季節の果物・ケーキ2点)

 

立地条件抜群な宿を後に朝の清々しい散策を目前の野島崎灯台と周辺を楽しみました

 

 

オブジェにて

灯台散策路のオブジェにて

 窟に祭られた三峯神社三峯神社の祠

 

真っ白な野島崎灯台

真っ白な野島崎灯台

 最南端の地でツーショット

南端の地碑にて

 

房総半島最南端の地は黒潮の恩恵を受け一足早く春を感じられる気候です

 

サンセットポイント

朝陽と夕日の見える岬

灯台を囲む散策ポイント

野島崎灯台周辺の全景

 サンセットポイントでツーショット

サンセットポイントで

 

白い灯台と松のコントラスト

松に白い灯台

白浜を望む散策路

白浜方面を望める遊歩道

 白浜海洋美術館

白浜海洋美術館

 

下山後は定番になってしまった(今更ではないんですがぁ〜)登山・温泉・名物料理ってな

コースが待っています。今回も登山口に温泉があるため、もっちろん入浴から

 

厳島神社

厳島神社

灯台の古いレリーフ

灯台の古いレリーフ

 灯台より見下ろす最南端の地

灯台上より最南端地を望む

 

 

 

 

灯台の照灯

灯台の命 大きな照灯

灯台の展望台にて

灯台上部の展望デッキにて

 灯台より宿を望む

灯台上より宿方面を望む

 

海路の重要な水先案内を担う灯台に改めて敬服させられました

 

灯台入口

野島崎灯台の入口

舟泊りの漁船

引き上げられた漁船

 宿の目前が舟泊り

引き上げられた漁船


野島崎灯台を後に千倉の花栽培農家を訪ねました

 

千倉の花栽培農園

千倉(白間津お花畑)

千倉の花栽培農園

千倉(白間津お花畑)

 千倉の花栽培農園

千倉(白間津お花畑)

 

黒潮の太平洋を目前にした花畑は一年を通しての無霜地帯らしく早咲きの花たちが競うよう咲いていました

 

千倉の花栽培農園

千倉(白間津お花畑)

千倉の花栽培農園

千倉(白間津お花畑)

 千倉の花栽培農園

千倉(白間津お花畑)

 

昼食時を迎えようとするころWifeがせっかく海辺へ来たのだから海の幸でとの一言で

内房を目指して車を走らせました。館山を通過し安房勝山あたりまで来たとき

左側に心をくすぐる「地魚にぎり」の看板に一度通り過ぎた車をUタウンさせて入店してみました

入口には税込み「Aセット1050円」「Bセット1250円」と目を疑うほどの低価格が掲げられていました

多少不安を抱きつつ入店してみて疑いが解けるのにそう時間を要しませんでした

 

 

   惣四郎寿し (自信を持ってお勧めいたします)

 

惣四郎寿し

地魚にぎりと掲げられた看板

 宿の目前が舟泊り

飾り気のない店内からご主人の粋を感じた

 

店内は無駄な内装は皆無、最初は無骨な接客で客を迎えるご主人

こちらからの問いかけがあって始めて内容をお話になる商売っ気から妙に自信の裏づけを感じた

「ご主人、地魚って どんな魚なんですか?」と問うと、「日により漁で水揚げがあった魚だけを

握っていますので、今日は何があるかなぁ〜」ときたものだ!

益々楽しみになり各セットでは一人前は8貫ですが「1,5人前で12貫にしていただけますか」と

願い出ると、開口一言「前にもいらしたことございますか?」「大概、常連さんは1,5人前を召し上がられるもので」

と言われました。「いいえ 今日が始めてなんですが表の「地魚にぎり」の看板に誘われてきました」

そんなこんなの会話から判明したのですが、この店は隠れた人気店のようでした

東京からこの店に団体で宴会をしにくる衆もいるほどだそうです(分かる気がしました)

 

朝食はバイキングで

12貫12種類の地魚にぎり

太平洋を望むティーラウンジ

主人自筆のおしながき

 

12種類の地魚、素人には皆同じように見え、また味見しても分からないのが白身魚の寿しネタでしょう

それを察して、握ってから直ぐに品書きを添えてだされるご主人の巧みのにぎりに脱帽しました

もちろん食しても分かるこだわりが一緒に握られていることが伝わってきました(絶品です)

 

焼きあじが丸ごと一匹はいったお椀

ご婦人が担当する茶碗蒸し

 

セットには、にぎりとお椀、そしてご婦人特製のデザート付きです(正に真心サービスでした)

茶碗蒸しはオプションで別料金250円です

でもこの値段でこのにぎり?商売になるのかなぁ〜と心配してしまうほどのサーヒスが嬉しいです

 

 

Wifeを慰労するために来た南房総の旅で、袋小路の為人気が今一な房総半島がこんなに

人情あるもてなしをしてくれる地であったことを知ることができました

伊豆と比べても負けないよ! いや!伊豆を越えてるかもね!

房総よ! ありがとう  また伺います

 

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