《あづまやさん》
2007年5月4日(金) 同伴者 なし (マイカー利用日帰り) |
自宅 04:55===練馬IC===(関越自動車道)(上信越自動車道)===小諸IC===07:15車坂峠===湯の丸高原===鹿沢温泉===パルコール嬬恋リゾート===(ゴンドラパルキャビン)===山上駅舎09:30---2183m峰10:50---北峰11:25---11:40四阿山(南峰)12:05---北峰12:15--- 2183m峰---13:30山上駅舎===(ゴンドラパルキャビン)===13:55パルコール嬬恋リゾート14:05---16:35草津温泉(白旗の湯)17:30===長野原===中之条=== 渋川===(国道17号)===熊谷===東松山IC===(関越自動車道)===23:05練馬IC===00:10自宅 |
たんぽぽと鯉のぼりと残雪
上信国境の菅平高原と嬬恋高原を分かつ四阿山(あずまやさん)を残雪を踏みしめて歩きました
紀州鉄道グループが開発したリゾート施設にある関東最長のゴンドラ(パルキャビン)を利用しての
横着で欲張りな登山と温泉を楽しむ、何故かGWなのに日帰り旅とは
植生・展望に優れ、さすが上信国境をニ分する日本百名山の一座に相応しい山でした
鹿沢温泉から仰ぐ四阿山(あずまやさん) |
麓から仰ぐ |
起床したのが3時30分、しかし登山準備も漫ろな気まぐれ旅の出発はとっくに夜も明けた5時近くでした
4時間を目標に登山口までマイカーを走らせ、1ヶ月前の浅間山と同じように小諸からチェリーパークラインを車坂峠へ
登り、湯ノ丸高峰林道をランプの宿「高峰温泉」経由で湯ノ丸スキー場へ快適な高原ドライブをしつつ
旧鹿沢、新鹿沢温泉を経て嬬恋リゾートへ辿りつきました。
関東最長のパルキャビンで高みへ |
先行する何人かの登山者がいました |
登山のスタートはパルコール嬬恋スキー場のゴンドラを利用することから始まった
ゴンドラ(パルキャビン)は3200m(高低差570m)を15分で山上駅舎まで運んでくれる紀州鉄道グループの
施設です。片道900円、往復1200円とリーズナブルな料金で良心的でした
下山後に分かったのですがシニア割引では往復1100円と100円の割引があったようです。(残念!)
山上駅舎から雪道が |
稜線上を歩き出すころ四阿山が姿を現す |
高低を繰り返しながら進む |
これから歩こうとするコースはゴンドラが開通してから登山者を迎えるようになったコースのようであった
平成になってからの開設だそうでスキー場施設周辺以外荒れて無い自然が嬉しかった
いきなり山上駅舎から雪道を歩き出すのだが30〜40分は緩傾斜のタンネ樹林の中を登って行く
浅間山の噴煙をバックに |
雪量が増しだすとトレースも不明瞭に |
2183m峰への登り |
2183m峰へ登り始める頃より当日の先行者によるトレースが見当たらずに独自な判断で直登ぎみに斜面を登るが
ずっぽり腰まで雪に埋もれるラッセル状態で100m以上を登っていると後方からご夫婦に追いつかれた
私の奮闘を目の前にしながら、そのまんま●で後からついて来ているではないか! まっ!いいか
雪山では独自ルート選択ができるのが多少の苦労は伴うが最高な楽しみです
先行者のトレースを後追いするのは大変楽ではあるが楽しさは半減してしまうことを思えば贅沢々!
2183m峰から浅間山を望む |
2183m峰付近の稜線から望む四阿山 |
2183m峰へ登りきると雪も締まりとても歩き易くなってきた
微かな足跡を頼りに快適に登り続けると上から2人が降りて来た
聞いて見ると同じコースを登ったが北峰まで登ったが先の痩せ尾根を敬遠して引き返して来たそうです
本当はその先がこのコースの最大の魅力であるのになぁ〜と思いつつも笑顔で挨拶を交わし先を急ぐ
北峰直下の稜線は確かに痩せていて正に絵になる登山の最高な醍醐味であった(決して悪場ではない)
四阿山まで2Kmと書かれた道標 (真っ赤な嘘です約1Km、30分程度です) |
四阿山北峰直下の痩せ尾根
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四阿山南峰2354mより見た北峰
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北峰周辺は景観・植生ともに素晴らしくて残雪から顔を覗かせる高山植物も花は無いが多く見かけられた
さぞ花盛りの頃は綺麗だろうなぁ〜と思いを巡らしてしまった。石楠花も多いので次回は花の時期に訪れて見たいものだ
北峰から三角点がある南峰までは木の根のせいで歩き辛さはあるが容易で快適な稜線です
四阿山南峰2354mの最高地点に立つ |
四阿山南峰2354mの山頂標識にて |
ゴンドラ山上駅舎から山頂まで写真撮影を除き無休憩のままの登頂でした。当日の北側から登頂したのは
私が最初のようでしたが、南峰頂上には反対側の鳥居峠や菅平牧場から登られた10人以上の登山者がおりましたが
本来の登山コースは後者のようで北からの私の登ってきた楽々コースは比較的に静かな登山を楽しめました
ラッセルも多少あったがやはり楽なコースでした。しかし一部痩せ尾根があるせいか登山者数は意外と少ないようです
山頂からの眺望も言うこと無しですが春霞で霞んではいるが西方には北アルプスが見渡せ南に浅間山、
東に榛名山、北には草津白根山と360度の上信国境を見渡せる最高な展望台でした
四阿山南峰に建つ群馬祠 |
山頂全景 |
頂上で昼食をとっていると後続のご夫婦が声をかけてくれました
あなたにラッセルしていただけたので無事に頂上まで辿り着けましたよ! って
擽ったい声に嬉しさ半分、誇らしさ半分 複雑な気持で とんでもございませんよ!と返礼をした
南峰〜北峰間の稜線にて |
北峰からの下山路を見下ろす |
帰路の下山もつぼ足を想定してオーバーズボンを履き先行して下山を開始した
登りは振り返る余裕が無かった景観に目を奪われながらの静かで快調な下山でした
下山はつぼ足覚悟で急降下 |
古枯木の雰囲気が良い稜線 |
草津本白根山を望む |
このコースの魅力は上部には高山植物、下部は静かなタンネの森でしょうか
登り2時間半下り1時間半と、なかなか楽々コースのわりには楽しいコースだなぁ〜との印象を持ちつつ無事に下山
♪草津よいと〜こ 一度はおいで〜♪
温泉の横綱、草津温泉の源泉 |
草津温泉の中心、「湯畑」 |
湯畑 |
下山後の楽しみは、やはり温泉入浴! ここまで来たら日本一の温泉へ行かぬ訳には行くまい
遠回り覚悟で草津温泉目指して車を走らすが温泉手前3Km位からGWの悲劇、交通渋滞に巻き込まれ
湯畑前の駐車場に入庫したのは4時30分を回ってしまった。それは凄かったですよ!
草津温泉中、人出と車の数は想像外の大混雑。湯畑(ゆばたけ)周辺は、まるで東京渋谷そのまんま●でした(驚!)
湯畑とは湯の花を収集施設のようでした? |
湯畑末端は湯滝になっている |
さすが温泉の横綱です。 湯量豊富、温泉さま様の草津温泉は太っ腹でした。
温泉の中心地、湯畑前には「白旗の湯」入浴料金無料の公衆温泉があります
入口に番台がある訳でもなく、管理する人が居る訳でもなく、料金表がある訳でもなく
誰もが暗黙に承知しているかのように利用できる、とても不思議な空間です
狭い脱衣場、湯音の違う2つの浴槽浴場内は決して広くも無いのに利用者は互いに人を気遣いながらの
入浴を満喫していました。記念に場内を撮影したいと声をかけたところ気持ちよく譲ってくれた皆様
ありがとうございました(*^_^*)
山形からお越しのシバザキさんご夫婦と |
「白旗の湯」の浴槽は趣きある木造です |
入浴後、熱った身体を外のベンチで癒そうと座ったところ隣に山形よりお越しのシバザキさんと意気投合!
旅の四方山話に花が咲き30分も談笑してしまった旅の最後を飾る相応しい一時でした
シバザキさん、東北の山も良いでしょうが関東の山も素晴らしいでしょ! 何時までもお元気でね! (^^)/
GWの後半4連休2日目に暇を持て余すしての気まぐれ、お気軽登山
WEBの気象衛星写真を午前4時に覗き、北関東が一日晴天である事を確認してからの旅立ちです
残雪の山を手軽に求められるラストチャンスであろうとの想いから
陽春の残雪を存分に味わえ、念願であった草津温泉「白旗の湯」にも入浴が叶い最高な一日でした
四阿山よ! ありがとう
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