「関東名山の山旅」 おいらくの山日記           (2578m)

 

2005年7月17日(日)     同伴者  wife      (マイカー利用日帰り)

 

!関東以北の最高峰!と呼ばれる日光白根山をWifeと二人で歩いてきました。

6月初旬の女峰山に続き連続の日光連山の登山です

標高2578mの登頂が日帰り登山で達成できるのですから嬉しい限りですね!

群馬県側の丸沼高原からパルプ会社の観光開発でゴンドラが運転しているので

早朝に東京を旅立っても十分午前中に登頂することが可能です

一番の楽しみは絶滅種でもある、この山に自生しているシラネアオイとの出会いでしたが叶いませんでした。

 また、6月に登った女峰山とは十数Kmしか離れていないのに石楠花の種類が二分されていました

女峰山では赤い吾妻石楠花で日光白根山は白い白山石楠花の群落でした

自宅 03:15===首都高===千住新橋IC===(一般国道R4)===宇都宮市内===(R119)===06:20日光市内===いろは坂=== 07:10竜頭滝07:20===戦場ヶ原===金精峠===07:40丸沼高原ロープウェー下駅07:50===08:05丸沼高原ロープウェー上駅08:20---08:45大日如来08:45---10:00森林限界---10:30奥白根神社---10:45奥白根山山頂11:15---12:15避難小屋12:20---12:30五色沼12:50---13:30弥陀ケ池13:40---13:25座禅山噴火口13:30---14:15往路合流点===14:30丸沼高原ロープウェー上駅15:00===15:15丸沼高原ロープウェー上駅15:50===16:10日光湯元温泉(はるにれの湯)16:50===いろは坂下18:05===(R122)===足尾===桐生===大田===熊谷===東松山IC===(関越自動車道)===谷原IC===22:30自宅 着

 

 日光白根山の地図

 

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ゴンドラ山上駅前広場からの日光白根山(奥白根山)

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ゴンドラ上駅→大日如来→森林限界→奥白根神社→奥白根山山頂→避難小屋→五色沼→弥陀ケ池1→座禅山噴火口→往路合流点→ゴンドラ上駅

 

夜明け前の3時チョイ過ぎに旅立ち日光白根山への日帰り登山を高速道路を使わずに

先月に続いて高速道路通行料金削減するつもりで出発しました。

都内を早く通過するために千住新橋ITまで首都高を利用して一路、4号国道を北上する。

梅雨の最中ではありましたが現在ではリアルに気象衛星画像などから天候の予測が可能になり

午前中は降雨ナシ・午後は降雨確立30%との予想に午前中の登頂を目指しました。

 

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山上駅広場にて

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ゴンドラ山上駅前のレストハウス

 

ゴンドラ山上駅に到着するとAM7:50というのに先客が大勢いる

開発会社が整備した雲上の庭園と称するロッケリーには外来の洋種コマクサが無数に

植えられているではないか! 、何で!ここまでするのかと唖然としてしまった。

自然の植生に影響が出ないことを願わずにはいられなかった一幕です。

!ありのままの自然こそが美しい! が私の思いです

 

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木道の緩やかで静かな遊歩道

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1時間半登ると森林限界にでる

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高山の雰囲気がある登山道を行く

 

登山をスタートしてしばらくは遊歩道を歩くことになるが早朝の空気がなんとも清清しいことか

夏山シーズンだから前後して大勢の登山者が思い思いに頂上を目指して登っていました

 

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白山石楠花の白い花

sirane07.jpg頂上も真近な礫の急な登山道

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白山チドリ

 

森林限界に近づくと白花の白山石楠花が見事なこと

女峰山では赤い吾妻石楠花の群落でしたが日光白根山は白花の白山石楠花と

十数Kmの距離しかない山の植生が見事に二分化していることには驚きました

 

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可憐なイワカガミ

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ツガザクラとイワカガミの群落

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頂上真近な分岐点に到着

 

このコースは開発会社が新しく切り開いた登山道で整備がよいので頂上までほとんど悪場はない

頂上直下は礫の急坂で心地よい高山の雰囲気が手軽に味わえる良いコースだと思いました。

 

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白根神社の祠の祭られた本白根

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本白根〜奥白根山は150mくらい

 

2時間半で頂上まで辿り着くが一面のガスで視界50m前後 やはり梅雨時期の登山は難しいと実感する

40分の昼食タイム後、午後の天候が心配でそそくさと下山を決めることとしました

 

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奥白根山頂上には大勢の登山者が

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奥白根山頂上にてツーショット

 

下山を開始すると徐々にガスが薄らいでるではないか!!

眼下に五色沼を見ながらの登山道は気分爽快!

 

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本白根まで戻り下山開始

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眼下に五色沼が美しい

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前白根の外輪山を見ながら下る

 

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高嶺の可憐な花

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ミヤマオダマキ

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高嶺の可憐な花

 

樹林帯に入ると突然、野生鹿の群れが現れるが5〜6頭はいるだろうか?

この付近は野生鹿天国の様相です

この鹿たちのお陰でシラネアオイも食い荒らされてしまっているようです

 

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白山石楠花の白い花

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登山道脇に現れた野生鹿と

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火口原の平坦地へ降り立つ

 

頂上から45分ほどで避難小屋に着くが見上げると頂上付近には人影が動いているではないか!

後1時間頂上に留まることができていたならばと思うと残念至極でありました

 

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避難小屋手前より仰ぐ白根山

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避難小屋

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避難小屋内部

 

避難小屋の内部を覗いて見ると綺麗に清掃されており、毛布・布団まで非常用に

備えられているのを見て未だ汚されていない岳人の魂を知ることができました。

本当に嬉しい限りです。 これからも永遠に続くことを願う一人として

 

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五色沼が見えてきた

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五色沼より奥白根山

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五色沼湖畔にて休憩

 

初めて訪れた五色沼にWifeがすごく感銘しているではないか

これだけの登山者が訪れているのに、自然のまま佇む姿がそこにはあった

めったなことでは感銘しないWifeが感銘したのだから本物だと思わずにはいられなかった(笑)

それほど自然が守られていることに、またまた私までつられて感銘してしまいました

 

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弥陀が池

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弥陀が池

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弥陀が池から座禅山への道

 

五色沼から峠を越えて弥陀が池にくると池周辺にはロープやネットなどでシラネアオイなどの

植生を守るためでしょうか? 囲いが目立っていた。  いつの日にかシラネアオイが見れることを夢みながら

弥陀が池を後に座禅山への登りに取り付く

座禅山は白根火山の寄生火山で樹林の合間に直径約150m深さが50mの噴火口であった

 

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座禅山頂上付近で

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座禅山火口

 

ゴンドラ山上駅へ戻る頃には青空が顔を覗かせ梅雨明け真近かの様相でした

事前の天気予報では午前中は10%・午後が30%であったのだが予報と逆の結果にがっくりの一日でした

因みに翌日には梅雨明けと相成りました

 

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ゴンドラの中からガスの晴れた白根山

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チケット

 

丸沼高原のゴンドラ乗り場と併設している座禅温泉(アルカリ泉)とセットの乗車券も

あったのですが、切符購入時に係員に問い合わせた結果、下山時間には!大変混み合いますよ!

の一言を聞き、即 往復切符だけにして帰路は6月に続き日光湯元温泉でかけ流しの硫黄泉へ立ち寄った。

 湯元温泉は最高です!意外な穴場ですよ!

 帰路は足尾経由にてR122を東京目指しました

 

2500m超の山を登るのは14年前の家族で登った八ヶ岳以来でした

まして日帰りで登山できたことに改めて感謝です

日光白根山はとてもよい山でした ありがとう

 

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